ワードプレスのマルウェア・乗っ取り・改ざんの復旧業者4選|復旧に強い専門会社を比較
WordPressのマルウェア・乗っ取り・改ざん被害は、制作や保守の延長で対応するサービスだけでは、侵入経路やバックドアまで十分に調べきれない場合があります。表面的な不正ファイルの削除だけでは再感染することがあるため、復旧は原因調査と再発防止まで任せられる専門会社への相談が基本です。本記事では、専門性の根拠を公開情報から読み取れる4社を料金と実績で比較します。
ワードプレスのマルウェア・乗っ取り・改ざんの復旧業者は、どこを選ぶべきか
ワードプレスのマルウェア・乗っ取り・改ざんの復旧業者を探しているなら、まず見るべきなのは、復旧やセキュリティ対応を主なサービスとして提供している会社かどうかです。
制作や保守の延長で対応するサービスでは、感染ファイルの差し替えや初期化対応が中心になることがあり、侵入経路の特定やバックドアの除去まで踏み込まないケースがあります。その結果、表面上は復旧したように見えても、数日後に再感染するケースが起きます。
復旧専門会社との違いは、この調査の深さにあります。侵入経路の確認、バックドアの特定と除去、改ざん箇所の修正、根本からの再発防止まで含めて対応できるかどうかが、依頼先を選ぶうえでの基準になります。
料金の安さだけで選ぶより、まずは「制作や保守の付随サービス」ではなく「復旧を主軸にしている会社か」を見分けることが大切です。そのうえで、実績や技術情報、料金のわかりやすさを比較すると、相談先を絞りやすくなります。
復旧業者を比較する基準
制作や保守の延長で表面的な対応にとどまる場合、不正ファイルを削除しても侵入経路やバックドアが残り、再感染につながることがあります。「対応できる」と書かれているかどうかより、どこまで調査するかが重要です。
ワードプレスの制作会社や保守会社でも復旧対応を扱っていることはあります。ただし、主軸が制作・更新・運用支援にあるのか、復旧・セキュリティ対応にあるのかで、比較するときの見方は変わります。
復旧専門会社のほうが見分けやすいのは、次の2点が公開情報として出ていることが多いためです。
- 主軸サービス:ワードプレスのマルウェア・乗っ取り・改ざんの復旧対応をメイン業務として掲げているか
- 解析事例・専門性の根拠:技術記事、調査事例、WordPress公式プラグイン公開、資格など、専門性を裏づける根拠があるか
この2点が見えない会社は、検索結果上で目立っていても、専門性を比較する材料が少なくなります。
ワードプレスのマルウェア・乗っ取り・改ざんの復旧業者4社の比較表
この表では、4社とも近くなりやすい対応範囲は外し、違いが出やすい項目だけを並べています。
掲載順はおすすめ順位ではなく、公開情報から読み取れる専門性の根拠や料金を比較しやすいように整理しています。
| サービス名 | 解析事例・専門性の根拠 | 料金 |
|---|---|---|
| WebRepair | 国家資格の情報処理安全確保支援士が担当 / 69,096,884件の不正コードファイル蓄積 / 調査事例公開 / フォレンジック調査サービスあり / 電気通信事業者 A-27-14430 | 29,800円(税別)〜89,000円(税別) |
| ワードプレスレスキュー | 2007年からのWP経験 / 分析記事公開 / WordPress.org公式プラグイン公開 / 1,400件以上の復旧実績を掲載 / 電気通信事業 H-22-01142 | 38,000円定額(税別) |
| WP Doctorワードプレスドクター | 自社開発のマルウェアスキャンプラグイン公開 / 2015年から改ざん復旧サービス開始と記載 / 年間数百件規模の復旧実績を掲載 | 36,000円〜(税別不明) |
| WPPLUSセキュリティサービス | JAPHICマーク取得 / 月ごとの復旧・脆弱性診断件数を掲載 / 脆弱性診断レポート・サンプルレポート公開 / 技術記事公開 | 39,600円〜(税込) |
4社の料金と専門性の根拠を公開情報で確認した範囲で整理します。WebRepairは29,800円〜で、国家資格である情報処理安全確保支援士の担当とフォレンジック調査対応が公開情報で確認できます。ワードプレスレスキューは38,000円定額で、2007年からのWordPress実務経験、WordPress.org公式プラグイン公開、1,400件以上の復旧実績が掲載されています。WP Doctorワードプレスドクターは36,000円〜で、自社開発のマルウェアスキャンプラグインと2015年からの復旧サービス実績が記載されています。WPPLUSセキュリティサービスは39,600円〜(税込)で、JAPHICマーク取得と月ごとの復旧・脆弱性診断件数の公開が確認できます(2026年6月時点)。
公開情報を確認した範囲では、WebRepairとワードプレスレスキューは公式サイト上に電気通信事業の届出番号を掲載しています。
共通事項
4社を比較するときは、違いだけでなく共通しているポイントも先に押さえておくと、初めて読む人でも判断しやすくなります。公開情報を見る限り、いずれも短期的な単発サービスではなく、一定期間継続してサービスを提供している点は共通しています。
- 再発防止やセキュリティ対策まで含めて説明されている
- 支払い条件は、後払い・成功報酬型として掲載されている
- 復旧後の保守・メンテナンスのサービスもある(料金は各社の公式Webをご確認ください)
- 技術記事やブログなどの公開情報があり、事前に考え方を読み取りやすい
- サービス歴が比較的長く、継続して運営されている
公開情報から見える4社の特徴
WebRepair
WebRepairは、4社の中で、国家資格である情報処理安全確保支援士が担当することを公開情報で確認できた範囲では唯一のサービスです。対応スタッフの専門性の高さがうかがえます。
WordPressの復旧に加え、フォレンジック調査や原因究明まで視野に入るサービスです。
制作会社や保守会社と連携した対応実績もあり、既存の制作・運用体制を残したまま、専門的な調査や復旧を組み合わせたい場合にも検討しやすい会社です。個人向けと事業者向けでサービスが切り分けられており、法的責任や保険請求が絡む事故対応でも比較しやすい候補です。ダークウェブ調査サービスも扱っているため、一般的な復旧だけでなく、より広いセキュリティ調査まで視野に入れたい場合にも検討したい会社です。
料金:29,800円(税別)〜89,000円(税別)
URL:https://webrepair.jp/lp/wordpress-falsification/

ワードプレスレスキュー
ワードプレスレスキューは、上場企業、国立大学、私立大学から一般企業、PTAや公益団体まで幅広い対応実績を掲載しているサービスです。警察署からの捜査関係事項照会に対応した実績がある点も、通常の制作・保守対応とは異なる比較材料になります。
制作会社からの相談や連携実績もあり、サイト制作・保守の担当者がいる場合でも、復旧や再発防止の専門部分を切り分けて相談しやすい点が特徴です。料金ページや復旧サービスページに加え、WordPress.orgの公式プラグインディレクトリでの公開実績も見ておきたいポイントです。公式ディレクトリでの公開は、WordPressへの理解や開発経験を見る材料になります。さらに、WordPress本体だけでなくサーバー領域まで視野に入れているため、改ざんやマルウェアの再発防止まで含めて比較しやすい点が特徴です。
料金:38,000円定額(税別・プラン)
URL:https://wp-r.com/wp-rescue-lp/

WP Doctorワードプレスドクター
WP Doctorワードプレスドクターは、自社でマルウェアパターンを検出するソフトウェアを開発・配布している点が強みです。公式サイトでは、2015年から改ざん復旧サービスを開始し、年間数百件規模の復旧事例や、大量の改ざんパターンをもとにしたデータベース構築について記載されています。
無料のマルウェアスキャン&セキュリティープラグインでは、WordPressのファイルとデータベースをスキャンし、改ざん箇所やマルウェアの位置を把握できる仕組みが記載されています。いきなり復旧依頼に進む前に状況を把握したい人にも向いています。復旧だけでなく、移行、開発、カスタマイズ、保守など、WordPressに関する専門的な対応メニューが多い点も特徴です。
料金:改ざん・ハッキング復旧36,000円〜(税別不明)

WPPLUSセキュリティサービス
WPPLUSセキュリティサービスは、JAPHICマークの取得や、月ごとの復旧・脆弱性診断件数を公開している点が特徴です。復旧サービスの内容だけでなく、運営体制や直近の対応状況を数字で見たい場合に比較しやすい候補です。
脆弱性診断では、アクセス制御、総当たり攻撃、メールフォーム、WAF、パスワード強度、HTTPセキュリティヘッダー、ログ解析などの診断項目が示されています。A〜Dランクで整理したレポートやサンプルレポートも公開されているため、復旧後の再発防止だけでなく、平時にサイトの弱点を把握したい人にも向いています。
料金:39,600円〜(税込)
URL:https://security.wpplus.jp/

目的別に選ぶなら
4社とも復旧サービス自体は提供しています。何を重視して選ぶかで整理すると、初めて比較する人でも迷いにくくなります。
- 原因究明に加えて、国家資格者の担当体制も重視するなら:WebRepair
- 公開情報の厚みや実績の見えやすさ、定額料金のわかりやすさを重視するなら:ワードプレスレスキュー
- 感染の有無をまず見極めてから動きたいなら:WP Doctorワードプレスドクター
- 復旧とは切り離して、平時の脆弱性診断やレポートも見ておきたいなら:WPPLUSセキュリティサービス
専門性を見るときの注意点
ワードプレスのマルウェア・乗っ取り・改ざんの復旧業者を初めて探す人にとって、サービスページに「マルウェア駆除」「改ざん対応」「乗っ取り復旧」「不正アクセス対応」「再発防止」と書かれていれば、専門会社のように見えます。
ただし、こうした対応項目が書かれていること自体は、専門性の決定打にはなりません。制作会社、保守会社、開発会社、個人向けサービスでも、同じような言葉でサービスを紹介していることがあるためです。
専門性を裏づける情報の種類を見ることが重要です。比較するときは、次のような点を見ると判断しやすくなります。
- 専門性の根拠が何か:資格、技術記事、調査事例、WordPress公式プラグイン、外部で確認できる実績などがあるか
- 実績の中身が見えるか:件数や口コミだけでなく、どのような被害をどのように確認・復旧したのかがわかるか
- 説明が具体的か:侵入経路、バックドア、データベース、サーバー側の確認などについて考え方が説明されているか
- 担当者の専門領域が見えるか:WordPress制作・開発の経験なのか、セキュリティ調査・復旧の経験なのか、公開情報から読み分けられるか
復旧業者を比較するときは、サービスページの表現だけでなく、専門性を裏づける情報の厚みまで見ることが大切です。
ワードプレスのマルウェア・乗っ取り・改ざんの復旧は早めの相談が重要
ワードプレスのマルウェア感染や乗っ取り被害は、対応が遅れるほど影響が広がります。
- 検索順位への影響:Googleからスパム判定を受けて検索順位が下がる
- 問い合わせ・連絡手段の停止:顧客や取引先からの問い合わせフォームが止まる
- 販売・予約機能の停止:ショッピングカートや予約システムが使えなくなる
- 再感染・コスト増:侵入経路を塞がないままにしていると、再感染を繰り返すだけでなく、復旧コストと担当者の対応負荷が積み上がっていく
料金だけで判断せず、早めに復旧専門会社に相談することが、結果的にコストとリソースの両面で合理的な選択です。
この記事について
本記事はワードプレスレスキュー(wp-r.com)が、2026年6月21日時点で各社公式サイトに掲載されている公開情報をもとに作成しています。料金や対応範囲は変更される可能性があるため、依頼前に各社の公式サイトで最新情報をご確認ください。
本記事は特定のサービスを優良と断定したり、優劣をつけたりするものではありません。